少女革命ウテナ(ウテナはいい奴)

アニメ

いいアニメだった・・・

ネタバレありで色々書いていきたい。

これは鬱アニメの部類に入る。最終回でウテナが革命を起こすけど、見終わってスッキリするものではない。今俺はウテナ”ロス”状態になってる。落ち着きなくアキレス腱伸ばしたり、逆立ちしたりするウテナの姿が浮かんでくるよ(涙

ウテナとアンシーの関係は既視感があった。未来日記の雪輝と我妻と似てるなーって思った。利用する側される側。ウテナは最後までアンシーに利用されてるなんて思いもしなかった。心から救いたいって思ってたと思う。鈍感というか、バカというか、生徒会長に言われていたけど。

物語を通して男と女のドロドロしたあの、なんていうの。三角関係が繰り返される。その中で嫉妬とか、劣等感とか、特に若葉の回なんかは、物語の中に自分を重ねられるくらいよく出来てる!当時の言葉にならないあの感情を上手く脚本にしてる!って思う人は多いはず。

ウテナが起こした革命、これは考察だけど、最終回でウテナはバラの花嫁になったのではないか。根拠はたくさん。

まず棺の中のアンシー(なんで棺の中にいた?決闘広場のどこに棺があった?と疑問は尽きない)の行動。手を伸ばして棺から出そうとするウテナに対して、手を掴むのをすごくためらっていた。ウテナの身を案じていたと見える。

次に宙を舞う剣の振る舞い。世界を革命する力を得るためにはバラの扉を開ける必要がある。剣の攻撃をかいくぐりながら。でも馬宮はアンシーを身代わりにして扉を開けようとする。剣に刺されまくってるアンシーを見たウテナは、アンシーがいる棺(マジで謎なんだけど、そこはファンタジーってことで。)を開けて助け出す。すると剣の矛先がウテナに変わる。

誰かの痛みを引き受ける者がバラの花嫁だとするなら、ウテナがアンシーのバラの花嫁って考えもあり得る。

女には救えないとアンシーは思っていた。最後の最後まで。でもウテナはアンシーの王子様になった。祝え!女王子誕生の瞬間である!これは革命でしょ。

最後、アンシーはウテナを探す旅に出る。今度はアンシーが王子様になる。最終回のタイトルもいいよね。

繰り返し見られるほど精神が強くないので見ないけど、こうやって記事を書くくらい、いいアニメだった・・・

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